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お金が貯まる人と貯まらない人はどこが違う?貯金体質に変わる4つの方法
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お金が貯まる人と貯まらない人にはどのような違いがあるのでしょうか。両者の特徴を知ることによって、お金が貯まる生活に変えることができるかもしれません。“貯金体質”に変わる4つの方法を実践してお金の心配から解放される生活に変えていきましょう。
- コラムサマリ
★この記事は約5分で読めます。
- 貯金できる人には、「貯金の仕組み」ができているなどの特徴がある。
- 貯金できない人には、計画性がなかったり、収支を把握できていないなどの特徴がある。
- 貯金体質になるためには、目的の明確化や、家計簿の活用などの方法がある。
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貯金できる人の特徴
貯金できる人には、例えば以下のような特徴があります。
- 自動積立貯金など、お金を貯めるための工夫をしている
- お金の使い方にメリハリがあり、有意義な使い方は惜しまない反面、無駄な出費は減らしている
- 収入に見合った生活をするために、家計簿をつけてお金を管理している
- 生活費と小遣いを別の財布で管理している
- 生活費、老後資金、旅行積立など目的別に銀行口座をつくっている
最大の特徴は、やはり「貯金の仕組みができている」ことです。毎月の収入からいくら残すのかを決めており、予算の範囲内で暮らす習慣がついています。銀行口座から自動引き落としで貯金する仕組みにしていれば、毎月自動的に積立貯金ができるため、自然に貯蓄残高が増えていきます。
貯金できない人の特徴
一方、貯金できない人の特徴としては、以下のようなものが代表的です。
- 毎月の支出額を把握していない
- 「お金が余ったら貯金する」という考え方をするなど計画性がない
- 手数料など細かい出費を気にせず無駄な出費が多い
- 自分へのご褒美を買う機会が多い
最大の特徴は、「収支を把握できていない」ことでしょう。毎月の予算を決めていないため、つい使いすぎてしまうのが貯金できない原因になります。積立貯金で貯蓄を増やすといった計画性がないと、どうしても「月末にならないと貯金できる金額がわからない……」といった状況が生まれてしまいます。
貯金ゼロから貯金体質に変わる4つの方法
“貯金体質”に変わるには、なぜお金を貯めたいのかを明確にすることが必要です。そして、毎月の収支をしっかり把握し、確実に貯金していく習慣をつけることが大切です。以下の4つの方法を実践してみることをおすすめします。
方法1 お金を貯めたい理由を紙に書き出す
なぜお金を貯めたいのか、理由を紙に書き出すことで目標を立てやすくなります。老後資金を貯める長期的な目標から、住宅購入の頭金、子どもの大学入学金など短・中期の目標まで名目を書き出します。できれば目標とする期間も加えることで、毎月いくら貯めればよいかの金額も決まってきます。
方法2 家計簿をつける
毎月の収支を知るには、家計簿をつけるのが王道といえる方法です。日々の残高を確認することによって、今月はあといくら使えるかを把握することができるので、赤字を防ぐことにもつながります。最近はパソコンやスマホアプリなどで手軽に続けられる“デジタル家計簿”のようなサービスもあるので、以前よりも続けやすい環境が整っています。なかには銀行口座や証券口座、クレジットカードと連携して金融機関口座の出入りを自動で記帳してくれるサービスもあるので、利用を検討するのも良いでしょう。
方法3 お金の使いみちを整理する
お金の使い道を整理することも大事です。最も支出の優先度が高いのはローンの支払いでしょう。住宅ローン、教育ローン、マイカーローンなどは滞納が多い場合、延滞金がかかるだけでなく金融機関からの信用をなくし、次のローンの審査にも影響を与えます。
次いで優先度が高いのは、公共料金や各種税金の支払いです。借金ではないものの、滞納すれば延滞金を請求されるのは同じなので、口座引き落としやクレジットカード払いが可能なものは極力利用するようにしましょう。3番目にお金を貯めるために大事な積立貯金の金額を確保し、残ったお金で食費などの生活費、レジャー費などを賄えば赤字になるのを避けることができます。
方法4 まずは小額から毎月貯める仕組みをつくる
毎月確実に貯金するには、積立貯金をするのが確実な方法です。貯金する金額を銀行自動引き落としに設定すれば、知らないうちに貯まっていたという結果になります。月末になって残ったお金があれば貯金するという考え方では、赤字の月は貯金できないことになりかねません。
貯金体質になってお金の心配から解放されよう
先行き不透明で、将来の予測が困難な時代といわれています。いつ収入が減ってもおかしくない社会状況が続いていますが、給与が安定しているうちにしっかり貯金しておくことが大事です。
総務省統計局が公表している「2020年 家計調査報告(貯蓄・負債編)」によると、2人以上の世帯で世帯主の年齢が40歳未満の貯蓄残高は708万円、世帯主が40代では1,081万円、50代では1,703万円、60代では2,384万円、70歳以上では2,259万円となっています。
40代頃までは貯蓄よりも住宅ローンなど負債のほうが大きいこともありますが、そのような時期にもしっかり貯金しておくことで、50代以降の逆転につなげることができます。毎月の収入にもよりますが、まずは年代別の平均貯蓄額を目標に、貯蓄計画を立ててみてはいかがでしょう。
この記事の執筆協力
- 執筆者名
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丸山優太郎
- 執筆者プロフィール
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日本大学法学部新聞学科卒業。得意執筆領域は、金融・経済・不動産。市場分析や経済情勢に合わせたトレンド記事を、毎年200本以上執筆している。主な掲載媒体は「YANUSY」「THE Roots」「Renergy Online」「Dear Reicious Online」「JPRIME」など。
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